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母豚には、通常左右7つづづ合計14個の「おっぱい」があります。たくさんあるおっぱいの中でも、後ろ足側よりも前足側の方がたくさん乳が出ます。
産まれ立ての仔豚の方は眼が見えませんが、出のいい「おっぱい」をめぐって争奮戦を繰り広げます。
力の強い仔豚は弱い仔豚を跳ねのけて少しでも出のいい「おっぱい」を取っていきます。
一見仲良く並んでいるように見えますが、前足側の方から強い順に並んでいることになります。
一度順番が決まれば、仔豚を「おっぱい」から離しても全員元の自分の「おっぱい」で乳を飲みます。
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1頭の母豚が1回の分娩で11〜12頭の仔豚を産み、年間に2回以上も分娩して計20頭以上の肉豚を生産します。
肉豚は半年で110kg程に成長したら出荷します。
年間、20頭の出荷だと生体重で2200kg、枝肉で1500kg、部分肉で約1000kgの豚肉を生産出来ます。
日本人の年間豚肉消費量が約10kgですから、母豚1頭で100人分の消費量をまかなうということになりますね。
『木下養豚』は母豚が700頭の農場ですから、約7万人分の豚肉を年間に生産していることになります。
鹿屋市(木下養豚がある町)の人口が約8万人なので、鹿屋市の年間豚肉消費量をまかなえる規模と言っていいでしょう。
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